私のブログにいらして頂いた皆様に感謝です!何か一つでもあなたの心に響くことがあったなら、その響きを大切な人に分けて頂けるととても嬉しく思います。 Your happiness is my pleasure☆

新たなテーマとして加えた、心理学者:エリクソンの発達段階論。

※ライフサイクル8段階
1:乳児期      ・・・ (基本的信頼 vs 不信)
2:幼児期前期  ・・・ (自律性 vs 恥・疑惑)
3:幼児期後期  ・・・ (自主性 vs 罪悪感)
4:児童期    ・・・ (勤勉性 vs 劣等感)
5:思春期・青年期 ・・・ (アイデンテティ vs アイデンテティの拡散)
6:成人期    ・・・ (親密 vs 孤立)
7:壮年期    ・・・ (世代性 vs 自己陶酔)
8:老年期    ・・・ (統合性 vs 絶望)

今回は、第3段階。


 

幼児期後期 (自主性 vs 罪悪感) ・・・ 導かれるものは「目的」
 


「幼児期後期」とは、3歳〜6歳までの期間を示しています。

◎この時期に克服が必要とされている“課題”は ・・・ 「自主性 vs 罪悪感」
◎この時期に必要とされる“重要な出会い”は ・・・ 「家族(自分の目標としての両親との出会い)



前の「幼児期前期」の段階で、子供たちの “自律性” が育まれていくと、「あれもしたいなぁ、これもしたいなぁ」と言った、自分で発想し行動する意欲(自主性、自発性)がでてきます。

目に映るもの全てに興味を示すようになり、試したくなる時期でもありますので、いろいろな事をチャレンジさせてあげる時期ですね。 好奇心が大旺盛な子どもの中には、やんちゃしたり、いたずらをしたり、おてんばしたりする子ども達も出てきます。 まさに、自分で考えて行動しようとする「自主性の獲得」の時期とも言えます。


この段階は、“意志の芽生え”が始まる時期とは言え、まだ、「何をしてもよくて、何をしたらダメなのか?」「何が正しくって、何が間違っているのか?」といった判断ができない時期になりす。ですので、「母親」や「家族」、「他者」との関わり合いを通じながら、ルールや社会性を育んでゆくことになります。また、友達(他者)との “ごっこ遊び” などを通じて自分を意識し始めながら外社会に出ていこうとする時期でもあります。

 

この時期の“重要な出会い”となるのは身近な存在である「家族」になります。


母親との「基本的信頼」の獲得を土壌としながら、父親や自分をとりまく家族との関わり合いを通じて「自主性」を育んでいきます。また、母親のマネ事を始めたり、母親のような存在になれるようにと、両親からの期待も感じ取れるようになり、自分から親に合わせるような自制心も育まれていきます。両親をモデルとしながらその試しの場を友達の中で見出し、“ごっこ遊び”を通じて外社会に積極的に出ていこうとする時期でもありますね。

 

つまり、後期の段階になってくると、自分がこれまで「母親」や「母親的存在」を通じて経てきた経験や体験を外社会で試しながら「自主性」… つまりは、「目的」の為に欲しいものや、チャレンジしたい旺盛な心、野心と呼ばれる独立感覚の基礎となる心を育んで行くのです。

 

しかし、「自主性」を乗り越えることが出来ずに「できなかった事」などの「罪悪感」が大きくなり過ぎてしまうと友達(他者)と上手く関われなくなってしまったり、苦手と感じてしまう心を育てたり、外社会への環境に上手く馴染めずに適応能力が欠落してしまったり、更には、積極的に行動ができない心を育んでしまうこともあるようです。

 

“指示待ち”と呼ばれる背景も実はこうした「自主性」の段階において過剰な“躾”や、「あれはダメ」「これはダメ」といった過度な管理環境がそのような心を育ませてしまうことも背景にもあるようにも思えます。そして更にその期待が大きくなり過ぎてしまう場合には、心身症や深い憎悪を頻繁に起こすようになってしまう場合があるのです。

 

そのような背景を踏まえて考えていくと、「自主性」>「罪悪感」を上回る形でこの時期の葛藤を乗り越えられた時、強い「目的意識」をもった心の育みに繋がり、この時期の“重要な出会い”となる、「両親(家族)」との関わり方がとても大切になると言うことになります。

 

また、“躾”とはいえ、両親(家族)などによるいきすぎた期待の押しつけや強すぎる管理や強制、また、暴力的な圧力によって子どもを抑圧する躾は「罪悪感」を強くさせてしまう場合もあり、それよりもむしろ、子どもの目線に添い、共に積み上げてゆく躾の在り方も子どもの自主性の心の育みに大きく影響してゆくものであるように思えます。

 

特に今の日本社会は、ストレス社会とさえ言われるほど、心にストレスをためやすく、心に余裕の持ちにくい時代だと言われています。幼い頃の過度な期待の押しつけや家庭環境などが原因で、大人になってから道をさまよう人たちも年々増えてきています。そうした背景が実は、幼少期における「自主性」の育みを欠落させてしまう場合があるという事を考えてゆくと、子どもと両親との出会い… 「親子関係」を通じた自分の目標としての出会いは、児童期以降に訪れる友達や集団との関わり合いにおいて広く繋がりえることになるのです。両親に見守られながらにやんちゃ・おてんばできる環境が丁度いいとも言えるのかもしれませんね。

 

先にも掲げましたが、子どもの頃にこの「自主性」の育みが弱く、罪悪感を強めたまま大人になってしまう場合も往々にしてあるとされています。大人になってからの新たな“出会い”によって、幼少期に獲得できなかった「自主性」を育む葛藤を乗り越えられたなら、次なる段階にスムーズに移行できるということでもあるのでしょう。


☆解決が導くもの ・・・ 「目的」
→解決とは、その時期の葛藤を自分自身の心に統合化されていく事によって育まれていくもの
☆中核的な病理 ・・・  「制止・心身症」
☆心理、性的な段階と様式 ・・・ 性器的機能

 

 

 

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  • 1970.01.01 Thursday
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