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Your happi
昨日投稿した「不況の時代・デフレの時代に必要とされる視点」の続き・・・。
2009年は「お得感」のある「キャッチコピー」が注目を集め集めました
※無料・キャンペーン・還元セール・・・、
私たちの働く業界に当てはめて考えてみるなら、
※入会金無料・月会費無料・100%off・プレゼント・特典・・・等々。
こうしたコピーや、お客様集めの為の政策が主流になったのも「デフレ」が少なからず影響しているように感じています。
「お得感」「安売り」が、全国的に感じられた例としては、1990年のバブル崩壊時以降の値下げ合戦・・・、職難や企業のリストラなどを通じて、失業率が悪化した消費の冷え込みが思い出されます。
そして、「超安売りブーム」が起きました。
ユニクロや、しまむらなどの大型店が注目され始めたのもこの時期からで、「価格破壊」という言葉が広まったがごとくに、様々なモノやサービスが劇的に安くなりました。
その中には、単純に“利益を削って安売り”をする「同質化競争」によるものも多くありました。
バブル崩壊後の場合は、所得が伸びない中で、“こだわるものにはお金をかけ、ほかのものには極力お金をかけない”消費の二極化が起こりました。
それらを、仮に今回の世界同時不況の場合に当てはめて考えてみると、今年2010年もまだまだ「低価格競争」は加速するのではないかと感じています。
すでに、“無料化”などの宣伝媒体を数多く目にする様に、インターネットや携帯の通販サイト等を通じてみても、情報網の急速な普及によって更に速いスピードで価格競争に陥る可能性があるように思います。
※今のような時代であるが故に、これからますます「低価格競争」は激化するでしょう。
※「お得な情報・・・」「値段の安い商品」に対してお客様は敏感に反応するでしょう。
しかし、私は思うのです。
だからといって「安さで答える必要があるのか?」ということを・・・。
「良いデフレ」の場合のように、企業努力によって商品の単価を安価に抑え、収益悪化を回避する方法ならようでしょうが、そうでない場合・・・、現状の商品価値のまま、安さで答えようとした場合には、まさに“デフレスパイラル”でますます、客単価を下げ、収益悪化を招いてしまいかねないと感じてなりません。
また、最近の消費者は、“こだわるものにはお金をかけ、他のものには極力お金をかけない”と言った、消費スタイルから、“消費にかかわるすべてのものにある程度こだわる形”に変化しつつあるように感じています。
つまり、
二極化の場合なら、「安売り」も通用するでしょうが、これからの時代はそんな単純ではなくなってきたのではないかという事。
そして、
「安売り」では通用しない時代に来ているという事。
「超安売りブーム」が展開された1992年以降、多くの会社、たくさんのお店が倒産しました。
生き残れている会社やお店はごくわずか・・・。
※お客様からの手厚い“信頼”を受け、期待を裏切らない“商品を創り”
そうして、「質の向上」にこだわり続けた企業やお店のみが、今なおも支持され続けているのです。
- 2010.05.03 Monday
- デフレの時代に必要とされる視点
- 23:44
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- by ●知田 良博(ちだよしひろ)